Live Love Laugh, Sincerely.

スピリチュアリストミディアムのテリーが綴るブログです。

スピリチュアルメッセージ 2017年12月20日

おはようございます。テリーです。

今年も、あと11日を残すのみとなりました。

年内にやっておきたいことが沢山ある方、そうでもない方…

いずれにしても時間の有効活用を心掛けて、有終の美を飾りつつ、新しい年に備えましょうね。

 

さて、では今日もお花からインスパイアされるメッセージを伝えていきたいと思います。

 

今日の花「パンジー」

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パンジーは、ビオラとも呼ばれます。

この花の名前は、フランス語の「思い」という言葉に関連していて、「思い出」や「心を運ぶ」という意味合いがあります。

ですから、パンジー(ビオラ)は、今のあなたの「誰かへの思い」、あるいは「その心の状態」を象徴する花だと言って良いでしょう。 

もちろん、亡くなって天国の住人となられた方に対する愛や思いも含みます。

 

先日も書きましたが、今月は故人さまとの交信を希望される方がたくさんセッションにお越しくださってます。

暮からお正月のこの時期は、一年でもやはり特別な時間が流れますから、そんな中で色々な思い出に触れる機会も多いからなのでしょうね。

特に、大切な方を見送ってまだ余り時間が経っていない方は、亡き方の存在が恋しくて恋しくて、例え何か一言だけでも声(言葉)が聞きたい、一瞬でいいから存在を感じたいという切実な思いが、私にも痛いほど伝わってきます。

ちなみに、皆さんが一様にお尋ねになるのは「ちゃんと成仏できているでしょうか? 」です。

そこで、今日は少し霊界についてお話したいと思います。

 

まず、人の死は、その人が今世を終えて霊界へ移行するということです。

そして霊界は、未知の場所ではなくて、元々私たちがいた「故郷」です。

死を「帰天」と表現しますが、正にその通りですね。

 

魂はエネルギーです。そしてエネルギーは不変・不滅です。

ですから、生の終わりと共に肉体は無くなりますが、魂は決して無くなることはありません。

つまり、「死」=「終わり」ではないのです。

 

人の最期は様々で、中には、ご本人にとっても、ご遺族にとっても、不本意な亡くなり方をされる場合もあります。

ご遺族は、どうしてもその方が痛みや苦しみの中におられた時の記憶が拭い去れず、今でも痛いのかな?苦しいのかな? ・・・心配で心配で、身を切られる思いで眠れぬ夜を過ごしておられるケースもあります。

ですが、肉体の苦痛からは、魂が肉体を脱ぎ捨てた瞬間に解放されます。

私たちは、色々な体験と学びを求めてこの世にやってくるので、肉体という入れ物(乗り物)がなければ行動できません。

でも、純粋な魂の存在となって霊界に戻れば、もうそれまでの肉体は存在しませんから、そこに伴っていた痛みなどからも完全に解放されるのです。

精神的なショックやストレスも、霊界に行けば、あちらにはケアを担当するスピリットさんたちがたくさんおられますから、その方々が手厚いケアや必要な教育などを通じて、またちゃんと霊界の住人として暮らして行けるよう、しっかりと癒し、育ててくださるのです。

 

残念なことに、昔からの迷信チックな、例えば「閻魔さま」とか「ナンチャラ地獄」みたいなものがいまだに信じられていて、「もしかしたら地獄に落ちてるんじゃないか?」なんて心配もあるようですが、実際には、霊界に地獄というようなところも存在しませんし、閻魔さまも存在しません。

もし地獄があるとしたら、それはこの世でのことです。

そして、その地獄は、その本人の生き様が作り出している(反映している)ものに他なりません。

例えば、強欲、慢心、エゴ  etc. つまり、利己的な生き方ですね。

そういうものに固執すればするほど、生き辛くなるのは当たり前で、その中に自分を閉じ込めてしまうから地獄のような苦しみを味わうことになってしまうのです。

 

ところで、ご主人を亡くされた方が、先日、「四十九日までは主人の気配を感じたりしたのに、その後全く何も感じなくなってしまって、とても寂しいです。もうそばには来てくれないんですよね?」とおっしゃっていたのですが、その解釈にも誤りがあります。

亡くなってまだ日が浅い頃は、その方(魂)は比較的私たちのいる「この世」に近い層におられることが多いので、存在が感じやすかったりもするのですが、その内、もう少し上の層に行かれると、エネルギーの周波数が我々より高くなるので、感じにくくなるだけです。

ちなみに、ミディアムがなぜ霊界の方々と交信できるのかというと、ミディアムは自分のエネルギーの周波数を意識的に高めることで、霊界のレベルに同調させることができるからです。

ですから、もしあなたが、時間と共に大切な方の存在を感じることができなくなっても、その方は、今でも変わらず、ずっとあなたを思い、見守り、ちゃんとそばにも来てくださっています。

 

亡くなられたからと言って、その方が別人になることもありません。

その方の性分や人となり、つまり個性は、魂となっても何一つ変わることはありません。

私のところにスピリットコミュニケーションのセッションを受けに来てくださった方ならお分かりだと思いますが、もし、お亡くなりになった方が、霊界へ行かれた途端に別人になってしまわれたとしたら、私がその方のご性格や口調などをお伝えすることなどできない筈ですものね。

 

「以心伝心」とか「心の通い合い」などという表現がありますが、誰か自分以外の人と同じことを同じように考えていたり、同じタイミングで同じことを思ったり口にしたような経験、きっと皆さんもおありだと思います。

そのようなことが、霊界におられる方とはもっと容易にできているという風にも理解してください。

あなたが、その方を思うときは、瞬時に霊界のその方に届いていて、あちらも同様に、あなたへの思いを返しておられるのですよ。

 

大切な人を見送った後の寂しさ、ひとりぼっちの虚しさ、やりどころのないような悲しみ・・・

その方への愛が深ければ深いほど悲しみも深いでしょうし、その悲しみが完全に消えて無くなることもないでしょう。

だって、それはあなたがその方を愛しているが故の感情ですから。

でも、泣くだけ泣いて、少し心に余裕が持てるようになったら、なるべく笑顔でいる時間を持ってあげましょう。

考えてみてください。

もし、あなたが霊界にいる立場で、この世にまだ残っている大切な人たちが悲愴な表情で毎日を過ごしている姿を見て、嬉しいと思うでしょうか?

そんな訳ないですよね。

だから、大切な方への思いは、「思いやりの笑顔」と共に送りましょうね。

その方にとっては、あなたの笑顔が何よりも嬉しい筈ですから。

 

どうぞ皆さまが心穏やかにこの年を終え、健やかに新年を迎えられますよう、心からお祈りしております。