こんばんは、テリーです。
台風一過で天候回復かと思いきや、近畿は記録的豪雨に見舞われ、不安な夜を過ごしておられる方も少なくない模様です。
雨はこのまま週末まで続くそうですが、皆さまくれぐれもご注意ください。
さて、今日、なんとも言えない出来事に遭遇しました。
近所でショッピングしていたら、いきなり声を掛けて来た女性。
見たところ、上品な出で立ちの、60代半ばの奥さま風の方です。
「あのぉ、失礼ですが、肩こってらっしゃいません?」
余りに唐突で、状況が把握できない私。
「あ、えっ? 何ですか?」
確か、そんな風に答えたような・・・
するとその女性はドヤ顔で、
「私、実は気功を習ってまして、あなたの肩こりを感じたんですよ」
と言うが早いか、いきなり両手を私の胸と背中にかざして、気功を始めようとなさるではありませんか!
「あぁ〜 やめてください! 私もヒーラーです。勝手にそんなことしないで! 触らないで!!」
私は咄嗟にそう叫んで、身をかわしてしまいました。
一体何だったのか?
今でも解せません。
ヒーリングの基本中の基本の一つに、行う前には『必ずレシピエント(施術対象者)の承諾を得る』ということがあります。
これはマナー的な意味も勿論ですが、癒しのエネルギーを受ける時には、その人自身が了解し受容を意図することが必要、且つ効果にも関係するからです。
緊急時の、例えば急病や負傷で意識が無い状態の人に承諾を得ることは不可能ですから、そんな場合は例外もあり得ますが、通常は、例え家族や近親者であっても、いきなりヒーリングを、それも強制的に始めるなんてことはすべきではありません。
ましてや、全くの見ず知らずの他人に、押し付けがましく、本人の意思を無視してすべき行為では絶対にありません。
お腹が空いてるだろうからって、いきなり人の口をこじ開けて、食べ物をねじ込んだりしますか?
オーバーに聞こえるかも知れませんが、その女性が私にしたことは、それに十分匹敵する行いです。
慈悲の心で愛を伝達する行為がヒーリングであり、その実践に絶好の機会だと思ってのことだったのかも知れませんが、そんなやり方は、独りよがりのエゴ以外の何者でもありません。
巷には、様々なヒーリングの手法がありますし、たくさんの実践者がおられます。
でも、例えそれがどんなヒーリングであっても、基本とすべきは、正しく実践することです。
そして、正しい実践には、正しい知識を正しく習得・理解することが不可欠です。
ヒーリングに携わっておられる方々、どうかその辺の事を信念とし、常に心して実践してください。
また、教える立場におられる方々にも、どうか基本を忘れずに、正当なヒーリングの知識を正しく、確実に伝達することの重要さを忘れないでください。
お願いします!
テリー
英国スピリチュアリスト ナショナル ユニオン(SNU)公認スピリチュアルヒーラー
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