Live Love Laugh, Sincerely.

スピリチュアリストミディアムのテリーが綴るブログです。

ニーバーの祈り

こんにちは。テリーです。

 

昨日は、スピリチュアルヒーリングの講習日でした。

生徒である大阪在住のMさんは、昨年終盤から私のもとで、ヒーリングだけ留まらず、熱心にスピリチュアリズムを学んでくださっています。

そのMさんから、昨日、素敵な詩を教えてもらいましたので、その詩を皆さんともシェアさせていただきますね。

 

《ニーバーの詩》

 

神よ

変えることのできるものには

それを変えるだけの勇気を我に与えたまえ

変えることのできないものには

それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ

そして

変えることのできるものと 変えることのできないものとを

識別する叡智を与えたまえ

 

(原文)

God, give us grace to accept with serenity
the things that cannot be changed,
Courage to change the things
which should be changed,
and the Wisdom to distinguish
the one from the other.

 

この詩は、アメリカの神学者で、哲学者でもあるラインホルド・ニーバー(1892~1971)によるもので、「平静の祈り」とも呼ばれているそうです。

かのオバマ大統領も、ニーバーに大きな影響を受けたのだとか。

そして、AAと称される「アルコール中毒者更生会」では、この詩を祈りの言葉として正式に採用しているのだそうです。

ちなみに、ネットで詳細をチェックしてみると、この詩には続きがあり、それはこのような内容でした。

 

一日一日を大切に生き
一瞬一瞬を味わい楽しみ
 苦難もいずれ平安へとつながる道筋として受け入れ
例えこの世がどんなに罪深い世界であっても
ただあるがままにそれを受け入れ
神の意志に委ねている限り いずれ全ては正され
この世における程々の人生をまっとうした後には
やがて訪れる天国での至福の日々が待ち受けていることを信じます
アーメン

 

(原文)

Living one day at a time,
Enjoying one moment at a time,
Accepting hardship as a pathway to peace,
Taking, as Jesus did,
This sinful world as it is,
Not as I would have it,
Trusting that You will make all things right,
If I surrender to Your will,
So that I may be reasonably happy in this life,
And supremely happy with You forever in the next.

Amen.

 

あるがままを受け入れる。

なかなか難しいことですよね。

 

この詩は、読む人によって、それぞれの異なった思いや考えにつながるのではないかと思いますが、私が一番に思ったことは、人間の「エゴ」でした。

 

人間には、自尊心や自我の上に成り立つ、いわゆる「エゴ」という、とても自己中心的で、この上なく愚かな部分があります。

そして、それこそが弱さの一番の原因であるにも関わらず、弱さを強さに置き換えようとエゴを振りかざし、結果的に自分を傷つけてしまうこともしばしば(><)

 

「あるがまま」は、自分が置かれている立場や状況も勿論ですが、それ以前に、まずは自分自身をあるがままに受け入れることが大切で、それこそが本当の強さなのではないかと思います。

知らないことに対しては、臆面なく「知らない」と言える謙虚さ。

自分の間違いに関しては、素直に「間違いだった」と認められる勇気。

その謙虚さと勇気こそが真の強さであり、それがあってこそ、はじめて進歩と成長へのスタートラインに立てるのではないでしょうか。

 

さて、皆さんはこの詩からどんなことを考えるでしょうか?